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F-Stage(九州情報大学演劇部)の“日常と非日常”を赤裸々につづる「つれづれ日記」です。・・・ (どしどしコメント付けちゃってください!)
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F-Stage4年生、佐々木空君が
昨日、無事めでたく卒業しました!



F-Stageをソラ色に染めてきた佐々木君、
F-Stageも卒業します。

4月9日(木)の第13回公演
 「ありがちな話」
までは、スーパーバイザーとして、
F-Stageをサイドから支えてくれますが、
それ以後、東京での生活を始めます。

佐々木空の卒業とともに、
F-Stageも新段階に突入します。

今後のF-Stageにもご期待ください。
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F-Stageメンバー・佐々木空が参加した
北九州芸術劇場リーディングセッション vol.11
伝染病」の公演を
土曜・日曜の二日間とも観てきました。

アゴタ・クリストフ作の翻訳モノの戯曲です。
演出は、本谷有希子

この戯曲“わけわかんない、でも、なんかおもしろそう”っていうのが、
事前にメンバーで飲み屋にて読み合わせしたとき感想でした。

一日目、土曜日は、
役者の演技もちょっとぎこちなく感じ、
そのせいか、舞台美術や演出ばかりに目が行ってしまいました。

白で区切られた空間が舞台上にあり、
(実は薄いピンクだったりすたのですが…)
そのシンプルな舞台に、役者の衣裳も白で、
なんにでも染まる(解釈可能な)トーンが
心地よいと感じました。

そこに音楽はパーカッションのみというのが、
“狂言”みたいに時空間を構成しているようでもありました。

リーディングということで、役者は必ず台本を持って演じているのですが、
その台本こそが実体で、
演じているの役者はあくまでも仮定された存在(つまり実体ではない)
という演出には思わず唸ってしまいます。
「リーディン」というのもの異化しているというか、
戯曲という書カレテイルコトをも対象化し異化しつづける
演出は演劇の本質を考えさせるものでした。

演出の本谷有希子さんは、
「このホンは破綻している」と
アフタートークでいわれていました。
(破綻かどうかはともかくとして、)
その破綻からスタートして、
その破綻性を対象化し演出に組み入れ、
ひとつの世界を舞台空間に提示してみせるとことが、
すごいと思いました。

一日目は、俳優の演技にも、なにか
消化不良というか、欲求不満が残るような
もどかしさがあったのですが、
二日目は、役者の演技も
とてものびのびとした感じられ、
ラストの“破壊”は、(一日目とは違って)
“破綻”へのもどかしさを
昇華、あるいは止揚するような
カタルシスを感じることができました。

それにしても、このリーディングセッション、
稽古5日、本番2日、1週間で仕上げているという
驚異を、今回もしみじみと感じたのでありました。

前回の「魔法の万年筆」に続き、
2度目の参加となった佐々木空
また大きく成長したのではないかと…

(きょうはさすがに疲れていたのか、
 結局大学には姿を見せませんでした)

「佐々木くん、よかったよ!
 お疲れ様でした。」

水曜日に会うのが楽しみです。



(佐々木空のブログの記事⇒「デンセンビョー」)

先週金曜日に
今回の『大誘拐』の“通し稽古”を
はじめて観る機会がありました。

荒削りながら、仕上がりは上々です。
登場人物は、三人。
女ひとりに男ふたり。
三人三様、それぞれのキャラクターも少しずつ研ぎ澄まされてきています。

彼ら三人が織りなす、
「ナサケニ ムクイ、ヨシミヲ カヨワス」(←意味不明)
痛快コメディ。
それが『大誘拐』です。
(ラブロマンスのスパイスも、ほんの少し…)

明日から本番までぶっ通し、
大詰めの稽古が始まります。

演出、役者はもちろん、照明、音響、
それぞれのパワーと個性が合わさって、
4年前の旗揚げ公演の『大誘拐』とは、
また、一味も二味もちがった芝居に仕上がりそうな予感しきりです。

みなさん、
あと数日後に控えた公演“本番”を
ぜひお楽しみに!


現在、舞台上は
すごく散らかっています。
これを片づけるのか? それともこのままでいくのか?
それは判りませんが…、
舞台片隅にこんなものが…
なんじゃ、これ~!
怪しげにデコレート(?)されたオブジェのような物体が…。
冷蔵庫のようです。ちゃんと機能しています。

(注意)
この物体は物語の進行にはほとんど関係ありません。きっと…



一週間ほど前、東京方面へ出向いていたのですが、
百合が丘に住む旧知の友(彼も学生時代に舞台で演じたことがあります)の案内で、川崎の日本民家園というところに行きました。

全国から様々な民家が移築・展示されています。
(どんな民家があるかは、下の表示されないサムネイルをクリック!)
川崎市立「日本民家園」の民家群


その民家園のはずれに、
こんな民家?も移築されていました。
旧船越の舞台

三重県の漁村の舞台です。
花道や回り舞台、奈落、天井はにはスノコが釣ってあり、
かなり凝った芝居ができる装置が備え付けられています。
立派な舞台です。

説明書きには次のようにありました。

***************
旧船越の舞台 (国指定重要有形文化財)

 この舞台はもと三重県志摩郡大王町の船越という海女漁で栄えた漁村の神社の境内にあったもので、安政4年(1857)に建てられました。
 延面積は232㎡(約70坪)、間口10.84m(35.8尺)、奥行9.09m(30尺)、舞台の左側・背面・中二階の三ケ所の楽屋をもち、右(上手)に太夫座、左(下手)に花座という張り出しの「出語り」を備えており、舞台機構としては径5.45m(18尺)の回り舞台・石垣積の奈落・花道・スッポン・中釣り簀の子・大簀の子(ぶどう棚)など歌舞伎芝居を演ずるのに必要なものはほとんど備えています。
 屋根は桟瓦葺ですが、大棟鬼瓦の鰭は菊水を篭彫にしたもので誠に非凡な技といえましょう。
 鬼瓦や軒の瓦にはいずれも「若」の字をあらわし、この舞台の建設・運営に若者組という民俗的組織があたっていたことを物語っています。
***************

 まだ、映画もテレビもなかった時代、芝居は最大の娯楽だったのでしょう。
 そうしたお芝居を掛けることができる舞台(小屋)を持っていることは、村の誇りであり財産だったことが想像できます。
 この村は、これだけの舞台を建てることができたのですからかなりの財力を有していたことも想像できます。
 しかもその収入の多くは海女漁。女性の逞しさが伝わってもきます。
 そうした母ちゃん・姉さんたちへの感謝と慰安として、こうした舞台は、村の財力を賭けて建てられたのかもしれません。

ところで、
 F-Stageの舞台は、これにはとてもとても及びませんが、
 普通の教室を、これまでさまざまに改良を加え、
 (といっても教室の原型を壊すわけにはいきませんが…)
 ちょっとした小劇場っぽい体裁にまでなりました。
 それは、「教室」という限定された空間にもかかわらず、
 少しでも快適に、そして楽しく芝居を観ていただきたい、
 同じ時空間を演劇を通して共有したいとの、
 これまでの劇団員の創意工夫の成果です。

まだまだ至らずの舞台空間ではありますが、
303教室は、我らF-Stageの原点でありつづけます。
ここで繰り広げられます第11回公演「大誘拐」を
ぜひ楽しんでください。
みなさんのご来場、心よりお待ちしております。
 

船越の舞台の「奈落」
奈落

舞台は、
この世とあの世を架橋する場(?)



昨日18日は、
九州情報大学の卒業式でした。

豊住さん、卒業!

F-Stageメンバーの豊住さんも卒業です。
卒業後は、熊本の母校で、高校の非常勤が決まってます。
これからも、陰日向にF-Stageを支えていってくれるそうです。
(頼もしいかぎり!)

そんななか、
4月の第11回公演に向けて、
豊住季実枝演出の「大誘拐」の稽古が、
きょうも、ハイピッチで進行中です。

4月1日から彼女の新生活がスタートしますが、
公演当日、豊住の姿は、
ちゃんと会場に在るはずです。
(どこにいるかはお楽しみ!)

豊住季実枝さん!
卒業おめでとう!
これからもF-Stageをよろしくね!
そして、
自分の夢を追い続けてください!



はじめて、ザ・スズナリに行きました。

ザ・スズナリ(外観)

MONOの『なるべく派手な服を着る』を観ました。

ポスター「なるべく派手な服を着る」

土田英生さん作・演出ならではの
台詞と会話を愉しむ芝居を
十分に堪能できました。
(やっぱ、オモロイです、MONO)

スズナリは、想像していたよりも広くて、
座席もパイプ椅子ながらゆったりしていました。
(演技者と観客が同一の時空間をすーっと共有できるイイ劇場です)

F-Stageが、このスズナリで公演する日を夢想しながら、下北をあとにしました。
(明日、夕方には帰福します)

キャラメルボックスの芝居を観に来ています。
パンフ「きみがいた時間 ぼくがいく時間」
池袋・サンシャイン劇場で、
『きみがいた時間 ぼくがいく時間』を観てきました。

直前に席をインターネットで予約したにもかかわらず、
今日受付で受け取ったチケットは前から2列目しかもドど真ン中でした。

上川隆也もすぐそこに…、
ディテールが楽しめました。
繊細な彼の表情の演技に思わず涙してしまいました。
ゲスト・西山繭子さんの安定した演技も堪能できました。
岡内さんは始終出っぱなしで、この上ない幸せ2時間半でした。

“夢はあるけど、思想がない”キャラメルボックスではありますが、
たまには感動を消費しにいくのも悪くありません。
でも、やっぱり、時間を操作して感動させるのは、
ちょっとずるいかも…、って、
流れる涙をこらえながら、
思ったりもしたのでありました。(悔しいけど!)

明日は、下北でもう一つ芝居を観ます。
(それは、また、あした…、ということで…)
(おやすみなさい)



パステル画で思い出した絵があります。

立原道造・パステル画

私の好きな詩人・立原道造が描きのこした
パステル画のなかで最も好きな一つです。

道造の詩は、“甘ったるく感傷的”と評されたりもしますが、
そうした詩風がこの絵にも表れているな、と思います。

道造は、24で逝きました。1939年3月29日のことでした。
詩以外に短歌・俳句・物語・パステル画・スケッチ・建築設計図などを遺しています。
東京・文京区弥生に、立原道造記念館があります。

笛を吹く少年

演劇とはあまり関係ないお話でした…。


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F-Stage Staff
性別:
非公開
自己紹介:
F-Stageは、福岡県太宰府市にある九州情報大学演劇部の劇団名です。
年3~4回の学内公演、12月には太宰府天満宮参道脇の太宰府館で公演を行っています。
みなさん、F-Stage Worldへ是非一度足をお運びください。心よりお待ち申し上げております。
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