いゃ、そんなこともないだろう

「そうですねぇ。はぁはぁはぁ、ンなるほどぉ～っ。わかりました、押さえておきますので～、ぇーはぃ～」

そういって電話の男は、ありきたりな言葉ばかりをならべる。こいつはわかってないんだ。
この電話がこれからの私を左右するだろうことを。
なんてやつ！まったく。

「いちばんアレなのは、生きてるか死んでるかのソレよ～。ま、便りがないのがナントカとかいうけどさぁ」

隣のオバサンは目配せをしながら、まるで何でもわかってるからって顔をしてアピールしてくる。
こんな時ばっか良い人ブッてんじゃナイヨ、ほんと。

ナンテコトナイ周りから、イチダイジの中飛び込んでくことの重大さをみんなみんなわかってなーいっ！！


……………………………………なんていうやり取りやらをして、一人暮らしを始めて早３年。今日のどかな昼下がり、アパート一階の部屋に仲介さんと学生さんと思しき人が来ていた。
ぁあ、もーそんな時期かぁ～なんて微笑ましくみてました。

アパート選ぶのってホント、一大事だと思うわけです。
洋服とか靴もそうだけど、人生左右するから選ぶ本人はすごく必死なのにススメル側は結構ノリとか大人の事情とかあるから無責任な事言われた気になるんですよね、たまに(笑)


今住んでるアパートは、太宰府天満宮のすぐ側で南向きの窓と広いキッチン(アパートにしては)のおかげでかなり快適に過ごしています。

今年の３月、ワタクシは大学を卒業するのですがアパート離れがたく、就職してもこの部屋に居たいなぁと思ってしまうわけです。



なんだかちょっと苦い思いに…(笑)

トヨズミでした(^O^)/